でも一番肝心の「腐乳」がいくら探して見あたらないのです。
そこで店員さんに伺うと「輸入元の台湾の会社との関係で、全社的に欠品になっていて、いつ入荷するかも全く分からない」とのこと。
これは困りました〜!
「11月のレッスン」のメインは「腐乳鍋」なので、「腐乳」がないとレッスンが成立しないのです。
「腐乳」は中華街や新大久保などの専門店、またネットでも購入することが出来ます。
ですから、私がレッスン材料として調達するには何も問題はないのですが、せっかくレッスンでお教えしても生徒の皆さまが入手しづらい材料だと、ご自宅で復習出来ないので意味がないと思うのです。
富沢商店は、たまプラーザ、二子多摩川、町田、横浜・・・と、この近辺にお店がいくつかあるので、お買い物にいったついでに皆さまが購入できると思って、「腐乳鍋」をレッスンで取り上げることにしていたのです。
さ〜て、困りました。
生徒さんが食材調達に行くには中華街や新大久保は少し遠いし、一瓶400円程度のものをネット通販でそれ以上の送料(640円・・・?)を払って入手するのは、きっと皆さまも抵抗があるだろうし・・・。
そんなことをグルグルと思いながら、帰宅の途に。
たまプラーザの改札を通る頃には、「腐乳鍋はやめて他のお料理にしよう!」と決断。
さあ、何にしましょう・・・?
一番初めに思い付いたのは、ベトナムの麺料理。
ベトナムには、皆さまがよくご存じのフォーの他にも、美味しい麺が沢山あるのです

頭の中には、ベトナムの麺料理が次から次へと浮かんできました。
「鶏肉のフォーは美味しいけれど、鶏ガラを使うのはみんな抵抗があるから、ご自宅では作ってもらえないだろうな・・・。それに、あっさりしているので夏向きだし」
「古都フエに”ブン・ボー・フエ”という牛肉をつかったピリ辛の麺料理があったわ! ピリ辛味なので身体が温まってこれからの季節にピッタリかも? でも、これは確かレモングラスや独特な調味料が必要だったような・・・」
「あと、”ブン・モック”という挽き肉団子ときのこを入れた麺もあるわね。でもあれは地味なので、レッスン向きではないし」
「あっ、スペアリブと蟹でだしをとった麺料理があったわ。あれが特別な材料も使わないし、作り方が簡単で、お味も鶏肉のフォーよりもコクがあって、華もあるし、一番いいかも? 取りあえずの暫定一位ね」
と、そんなことを思いながら、地元の駅でスーパーのハシゴをして、またまた食材調達。
(続く)