新しいこのブログの存在が分かりにくくて、なかなか皆様からメールが届かないので、締め切り日を9月24日(金)に延長しました。
御参加日の決定は9月27日or28日あたりにずれ込むかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
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昨日は、コルドンブルーの最後のプラティック(実習)の日でした。
6時に起きて、今日実習するお料理のレシピをPCでまとめてから学校に向かいました

(※コルドンブルーではレシピは配布されません。
配られるのは材料表だけで、シェフのデモンストレーションを見ながら自分たちでメモを取るのですが、そのデモンストレーションは前菜・メイン・デザートの3品を同時進行ですので、メモを取るので必死で、私のノートは殴り書き状態

ですから、家に帰って、頭の中を整理し直して、いかに効率よく調理できるかを考えながら、自分でレシピを起こします。
このレシピ作成に1〜2時間はかかります。。。)
行きの電車

学校

コックコートに着替えて、ロッカーからmy包丁セットなどのお道具を取り出していると、今日のプラティック担当のBシェフが通りかかりました。
「シェフ〜、もうすぐ終わりなんて、なんだか寂しいよ〜。今日はよろしくね!」と言うと、「な〜に、言っているの〜?」とフランス語訛りの日本語で答えながらも右手を差し出してくれたので、大きな手とがっちりと握手!
このBシェフ、「下町のおっちゃん!」と言った感じのとっても気さくでフランクな方なのですが、ミッテラン大統領と昭和天皇の晩餐会のディナーを担当したり、「日本在住のフランス人シェフの会」の会長を務めたり、パッションで毎年開催される「カスレの会」では駐日フランス大使の正面に座っていたり・・・・・・と、日本のフランス料理界の重鎮のようなスゴイ方なのです。
お料理の腕もさることながら、その気さくなお人柄が一番の魅力♪
そして、奥様のことを「女房が・・・」とか「家内が・・・」とかおっしゃるほどの日本通です。
このシェフが赴任してらしてから、私のコルドン生活は何倍も楽しいものになった気がします

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さて、昨日のプラティックでは、「ラングスティーヌ入り、ブレス鶏のソテ、リコッタ風味のニョッキ」を作りました。
こちらのブレス鶏(↓)が1人一羽配られました。
一羽7000円もする高級鶏を捌いて調理するなんて、きっと一生に一度のこと!?
この鶏を、もも肉、手羽中、胸肉、ガラ・・・と捌いていき、それぞれを形よく調えます。
予想通りに難航して、この解体作業に50分ほどかかりました。
そして、捌いた鶏肉をソテーしてからオーブンで煮込み、鶏のガラとラングスティーヌの殻でだしを取り、それを煮詰めて生クリームやバターを加えてソースを仕上げます。
リコッタチーズのニョッキを作り、ラングスティーヌ(手長海老)のソテーを添えて出来上がりです。
「高級で手の込んだ、鶏肉のクリーム煮込み」と言ったところでしょうか?
私がシェフが提出したお皿はコチラです(↓)
さて、シェフの評価は・・・・・・?
開口一番に「可愛い!綺麗!」
「えっシェフ、それってもしかして私のことかしら〜?」と図に乗ってみせると、
「そりゃあ、いづみさんももちろんだけれど、お皿への盛りつけが可愛くて、綺麗!」
「ソースが煮詰まりすぎて、少ししょっぱくなっちゃたかな?」
「そんなことないよ〜、大丈夫!
鶏肉のアセゾネ(味付け)もキュイソン(火入れ)もオッケー。
ラングスティーヌのキュイソンもオッケーだし、こういう風に出来たら、もう何も言うことはないね〜。
パーフェクト!完璧!」とまるで鼻歌を唄うように言うので、
本当かどうか心配になって、
「今日は駄目なところはひとつもない???」と確認すると、
「強いて言えば、もうひとつぐらいニョッキをお皿に載せると良かったね。鶏肉とのバランスからするとその方がいいよ」とのこと。
ここ3カ月ぐらいはだらけ気味で、予習もせずにプラティックに臨んでいましたが、最後のプラティックが高評価で、本当に良かった!

最後にダメだしばかりされたら、後味が悪いですものね〜。
クラスメートもうまく出来ていたみたいで、
「来週の卒業試験もみんなこの調子で頑張ってね〜」と、また鼻歌を唄うように言いながら去っていきました(笑)
普段は午後には来週に実習するお料理のデモンストレーションの授業があるのですが、来週は卒業試験で、それぞれがオリジナルレシピの料理を作るので、今日の午後はデモンストレーションの授業はありません。
いつも午前10時〜午後5時までの授業なので、午後がないとなんだかとっても変な気分です。
それと同時に「本当にもうすぐ卒業で、来週はいよいよ卒業試験なんだな」と実感・・・。
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午後はクラスメートと「海苑」でランチをしながら、来週の卒業試験の作戦会議!
こちらのお店は落ち着いたインテリアで、ゆったりとしたい時にはお奨めです。
休日のランチは混み合う代官山の穴場店でもあります。
汁なし担々麺
蒸し点心セット
来週は、それぞれが全く違う料理を作るので、オーブンやフードプロセッサーを使う時間がバッティングしないか調整したり、「提出時間の30分前には盛りつけに入らないと間に合わないから、頑張ろうね!」と励まし合ったり・・・。
女子大生のクラスメートの、可愛いHちゃんも一緒です♪
Hちゃんは私より20歳以上も若いので、同世代のクラスメートと一緒に「結婚&出産が早かったら、娘でもおかしくないよね〜」と盛り上がりました

クラスメートと別れた後は、渋谷でお花&和菓子を調達して、オットの母の家

ちょっと早い「敬老の日」のご挨拶と言ったところです。
渋谷から電話して「これから行きま〜す!」と言ったら、家

お花はフラワーアレンジメントと鉢物と迷った挙げ句に、鉢物(↓)を選んだのですが、「これちょうど昨日テレビで見てどんな花かしら?と思っていたところなの。いい香りね〜」と気に入ってもらえたようでした。
8月に一緒に歌舞伎を見に行って以来1ヶ月のご無沙汰でしたが、変わらず元気そうで何よりでした

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家に帰ってからオットに「Bシェフに完璧!パーフェクト!って言われた料理よ〜」と持ち帰った料理を鼻高々に食べさせ、テレビを見ながらくつろいでいると、9時頃に宅配便で「イトヨリ」が!
来週の試験の練習用にコルドンのクラスメートのMさんが市場で手配してくれた「イトヨリ6尾」です。
1時間ほどかけ、フランス式に3枚に卸してから、冷蔵庫へ。
(※レッスンでもお伝えしていますが、魚は内臓がついていると鮮度が落ちやすいですので、鮮度を保つ為には、購入したらすぐに内臓を抜いてくださいね!)
そして、深夜12時頃になってから来週の試験のプレゼンテーション(盛りつけ)を考え出したら、頭が冴えてしまって、結局眠りについたのは、3時過ぎ・・・。
長い一日がやっと終わりました。。。
