2010年12月12日

ブッシュドマロン・・・★

日曜日の今日はちょうど実家の父のお誕生日だったので、
朝早くからブッシュドマロンを作りました。

レッスンでは、「あっさりバージョン」を作り続けているので、
今日は気分を変えて「こってりバージョン」を作ってみることに・・・。

なかなかうまく出来ましたよ♪

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デコレーションも男性向けに、ちょっとシックな感じに・・・★

焼き上がったケーキを持ってオットと2人で実家に行き、
家族みんなで父のお誕生日を祝いながら、ケーキを食べたところ、
みんなが「美味しい!美味しい!」と喜んでくれましたわーい(嬉しい顔)

私は「ケーキは食べるよりも作る方が好き★」なので、
喜んで食べてくれる人がいるって有り難いことです!

ふわっと軽いスポンジに仕上げたいので、レッスンでは小麦粉は日清の「バイオレット」を使っていますが、
今日は実験的に家にあった北海道産の小麦粉「ファリーヌ」を使ってみたところ、
いつもよりもキメが詰まってしっかりとしたスポンジに焼き上がりました。

小麦粉によって生地にこんなにも違いが出るとは驚きと同時に、
とってもいい勉強になりましたわーい(嬉しい顔)

「あっさりバージョン」の軽いクリームには「バイオレット」で作った軽いスポンジが合いますが、
「こってりバージョン」のちょっと重めのクリームには「ファリーヌ」で作ったしっかりとしたスポンジが好相性でした。


もし、お家で「こってりバージョン」に挑戦なさる方がいらしたら、
「デコレーションは盛りつけるお皿の上で!」なさることをお奨めします。

ロールケーキの下までモンブランクリームを絞るので、
絞った後にケーキを移動させると仕上がりが汚くなるからです。

「あっさりバージョン」はそんなことはないので、
デコレーションは盛り付けるお皿でなくても大丈夫です。

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家に帰ってきてからは、先週の続きのクリスマスイルミネーションの飾り付け・・・★

オットも手伝ってくれたので、全部付けることが出来ました♪

以前、同じ町内のイルミネーションで有名な地域にお住いの生徒さんが
「とても1人では出来ません。毎年、夫婦2人かがりでやるんですよ」とおっしゃっていた意味がよく分かりました。

我が家もこれからは夫婦で協力してやります♪

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posted by いづみ at 23:22| Comment(0) | コルドン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月05日

お庭のイルミネーション♪

明日のレッスン準備以外は特にやることもなく、
のんびりと過ごした、穏やかな日曜日。

本日の私の一番の大仕事は、お庭のイルミネーションを付けること!

この家に越して来て、最初の1〜2年はオットが付けてくれていたのですが、
ある年に「センスがちょっとね〜、もっとこういう風につけてくれたらいいのに・・・」と言ったら、
「コレを付けるのはとっても大変なんだから、文句があるんだったら、自分で付けて下さい。僕はもうつけません!」と宣言されてしまって、
それ以降我が家のクリスマスイルミネーションはまさしくお蔵入り状態・・・ふらふら


「今年は久しぶりにつけてみよう!」と秋口から密かに思っていた私は、
日も暮れかけたころ、お庭に出て、チャレンジ〜。

脚立に乗って、頑張りましたよ!

一度やってみると、その大変さはよく分かりましたが、
初めてにしては結構うまく出来ました♪

ジューンベリーの木とオリーブの木に渡した後、
角にあるゴールドクレスト2本に螺旋状にくるくると巻き付けたところで1本目が終了。

ここまでで1時間ほどかかりました。

まだ全体の1/3も終わっていないけれど、寒くなってきたので、
残りはまた来週末・・・★

ゴールドクレストに巻き付けたのは、
まるでクリスマスツリーみたいで、なかなかいい感じです。

オットからも「僕よりもうまい!」と褒められました(おだてて今後も妻につけさせようという魂胆のような気が・・・・・・笑!)

焦って一日でつけようとしないで、楽しみながら少しずつ付けたら、
私でも出来そうなので、来週末も頑張ります♪


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posted by いづみ at 23:35| Comment(0) | コルドン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月01日

素敵なマダム達・・・★

「クリスマス・スペシャルレッスン♪の御参加日」が決定しました!

★11月の「お家でほっこり冬の中華料理レッスン」の補足事項をまとめました。

生徒の皆様はご確認くださいね。


珍しくブログを毎日更新していますので、よろしかったら遡ってご覧下さいね。

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昨日は青山のイタリアンレストランで行われたお料理教室に参加してきました電車

クリスマスレッスンの準備をしていたら、またもや寝たのが明け方の4時だったのであせあせ(飛び散る汗)

かなり遅れて到着・・・(恥)

簡単なお料理をデモンストレーション形式で5品ほど教えて頂きました。

コルドンブルーとは違ってシェフのデモンストレーションを見て、

出来上がったお料理を頂くだけという、なんとも優雅なお教室です。

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アンティパスト3品、とっても簡単でした。。。

一人での参加だったので、試食の時は同じテーブルになった方といろいろとお喋りさせて頂きました。

皆様、お嬢さまが20代半ばとおっしゃっていたので、私よりもちょっと年上の方で、

タイプは違うけれど、それぞれとっても素敵なマダムぴかぴか(新しい)

ナントその中のお2人は私のことをご存じとか・・・!?

プロが教えるお料理教室にいらっしゃるくらいのお料理好きな方ですから、

私のHPを見たことがあるみたいなお話でした。

そのお二人のうちのお一人は同じ区内にお住いで、

「『近いし、行ってみたい』と思っていたのよ」とのこと。

そして、その方のお嬢様が「コルドンブルーのお菓子コース」を卒業なさっているという共通点もあり、

長いこと続けてらっしゃる「老人給食のボランティア」のお話なども伺いました。

「老人給食のボランティア」はもう20年近くも続けてらして、

「私が一番若いんですよ。わたしのあと、なかなか若い方が入ってこなくて・・・」とおっしゃっるので、

「少し時間があれば、お手伝いしたいくらいです」と思わず言ってしまいました。

同じボランティアを長年続けるということは、なかなか出来ることではありませんよね。。。

お料理自体よりも素敵なマダム達とお知り合いになれたことがとっても嬉しい!お教室でした(シェフごめんなさい・・・)

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紅東のティラミス。こんな風に小さく作るとスタイリッシュですね。

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青山と言えば、帰りに立ち寄りたいショップは数多くありますが、

時間も限られているので「ここだけ!」と心に決めて、

スガハラガラスのショップ2軒だけを駆け足で回りました。

こちらのガラス製品は好きでもう20年近くも愛用していて

(生徒さんによくお問い合わせを頂く「ガラスのレンゲ」もこちらの商品です)、

そのことをよく知っている友人たちからプレゼントされることもあるくらいです。

十数年前の夏、青山で「にわか雨」に遭い、

思わずこちらのショップに駆け込んだら、とても親切にして下さり、

雨が上がるまで雨宿りさせて頂いた経験があるのです。

人間って親切にされたことはいつまでも覚えているものですね!

そんなことをスタッフの方とお話しながら、クリスマスレッスン用のテーブルウエアを楽しく選んで、

配送をお願いしてきました。

(我が家の食器やテーブルウエアはもう飽和状態で、しまうところもないのに、

いったいどうするのでしょうか・・・?)

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最寄りの駅まで帰ってくると、ホームで知人にばったり!

この方も先ほどのマダム達と一緒で、私よりも少し年上の方です。

そして、この方は、「子供ミニデイサービス まーぶる」を立ち上げた方でもあります。

Chez Izumiの生徒さんから「近くに託児施設はありませんか?」とお問い合わせ頂いた時に、

「私の知人が立ち上げた、とても信頼できる良心的なところがあります」と、

ご紹介させて頂いている保育施設です。

実際にお子さんをこちらに預けてレッスンに参加している生徒さんもいらっしゃるので、

「うちの生徒さん達も利用させて頂いていて、とっても助かっているんですよ」とお話したら、

最近の保育事情などいろいろと教えて下さいました。

そして、「私たちは、子育て中のお母さん達が好きなことが出来るように、

少しでも応援したいと思っているから」
と何度もおっしゃっていたのが、

印象的でした★

自分たちで保育施設を立ち上げ、周囲の方々に喜んで利用されるまでになるには、

並々ならないご苦労がいろいろとあったことと思います。


そんなご苦労をみじんも見せずに、常に前を向いていらっしゃる姿がとても素敵でしたぴかぴか(新しい)

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さてさて、本日最後の大仕事はクリスマスレッスンの食材の発注!

駅前の成城石井に寄って、お肉屋さんの責任者の方にいろいろと相談&お願いをしたところ、

「黒毛和牛の頬肉」を全レッスン分きちんと調達して頂けることになりました♪

そして、レッスンを受講してから「作りたい!」と思った生徒さんの為に、

少し多めにストックしておいてくださることにも・・・(ありがとうございます!)

レッスンで、ちょっと変わった食材を使う時の材料調達&確保は一番気に掛かることで、

「全レッスンに同じ品質のものがちゃんとご用意出来るかしら?」とドキドキものなので、

これでホッと致しました〜わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)

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Chez Izumiの生徒さんの中にも「お手本にしたいような素敵なマダムぴかぴか(新しい)」が沢山いらっしゃいます。

「そういう方が身近にいる私は幸せ者だな〜」と常々思っているのですが、

一歩外に出てみれば、またいろんな素敵な出会いがあり、

「クリスマスレッスンの準備で忙しい最中だったけれど、頑張って出かけて良かったわ」と、

大量の食材を抱えながらも、心も足取りも軽く帰宅しました・・・★

posted by いづみ at 09:37| Comment(4) | コルドン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月28日

コルドン日記〜最後の修了式♪〜

昨日はコルドンブルーの修了式だったので、恵比寿のウエスティンホテルまで行ってきました電車

コルドンブルーでは学期ごとに「修了式」が行われますので、私のように「フランス料理講座」を受講している場合は「基礎」「初級」「中級」「上級」と4回出席の機会があります。

私はこの時期体調を崩すことが多く、今まで「修了式」はお休みすることが多かったのですがふらふら
今回は最後で「卒業式」でもあるので、ひどい咳をしながらも、頑張って出席してきました♪

まずはベルナール校長先生のご挨拶です。

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日本語ペラペラのシェフですが、ご挨拶の時は紙を見ながら「日本語」でお話されていました。

そして、同窓会会長の山本ラメ馨香さん(村上開新堂の6代目です)のご挨拶があり、

次は修了証書の授与式です!

クラスごとに1人ずつ名前が呼ばれ、壇上で担当のシェフから修了書が手渡され、その授与の瞬間をプロのカメラマンが撮影してくれます。

お料理、お菓子、パンの講座があり、下のクラスから渡されていくので、私たち「料理上級クラス」は一番最後です。

「上級クラス」が他のクラスと違うのは「サティフィカ」ではなくて「ディプロマ」ぴかぴか(新しい)とメダルを頂けること。

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私もベルナール校長先生からメダルをかけてもらい、ディプロマを授与されました♪

お写真では、ディプロマに隠れて見えませんが、首に掛かっている青いリボンがメダルです。

お着物で出席したので、「一番目立っているよ。グリーンの着物にブルーのメダルがよく映えていいね〜」と言って下さいました(リップサービスだと思いますが(^^;)、いつも良いところを探して褒めて下さる優しいシェフです♪)

そして、「お料理」と「お菓子」の両方の上級クラスを修了すると、「グランディプロマ」ぴかぴか(新しい)が授与され、学校中のシェフ全員に囲まれての記念撮影♪となります。

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クラスメートのRさんは「お菓子」の上級クラスを修了してから、「お料理」クラスを受講していたので「グランディプロマ」を授与されました。

平日はハードな仕事をこなしながら、約4年間毎週末コルドンブルーに通い続けるのは、並大抵の精神力では出来ない、スゴイことだと思います。

本当におめでとう〜♪♪♪

授与式の後は、ベルナール校長先生の音頭で乾杯をし、立食パーティの始まり。

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ご馳走がたくさん並びますが、お味はまぁまぁと言ったところでしょうか・・・?(笑)

3月と9月に行われる修了式は、人数が多いのでウエスティンホテルで行われますが、
1月と6月の修了式は、人数が少ないためコルドンブルーでアットホームに行われるのです。

コルドンブルーでの修了式はシェフの手料理が振る舞われるのですが、
「ウエスティンの料理よりコルドンのシェフの料理の方がおいしい!」というのが生徒間の定説です。

立食パーティは、シェフやクラスメートとの歓談&写真撮影タイム♪

最後ですから、盛り上がるグッド(上向き矢印)盛り上がるグッド(上向き矢印)

2年間一緒に過ごしてきた間柄ですから、クラスメートはもちろんのことシェフにも遠慮はなくて、言いたい放題!?

私もガラガラした声ながら、いっぱいおしゃべりしましたよ〜。

しゃべり足りなく&別れがたくて、お開きの後もウエスティンのラウンジでお茶をしていたら、いい時間になっていて、「今、どこ?何しているの?」とオットから心配メールが!

ウエスティンからタクシー車(セダン)を飛ばして帰りましたが、午前様になってしまい、「風邪引きのくせに、まっすぐ帰ってこない不良主婦!」と怒られてしまいました・・・。

でも、久しぶりの妻の着物姿はまんざらでもなかったみたいで、目が笑っていたのでわーい(嬉しい顔)、セーフ!(笑)

本当に楽しい夜で、風邪を押してでも行って良かったです♪

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私のコルドン日記もたぶんこれが最後・・・・・・!?

「お教室の仕事が1番大切で、コルドンは2番目、そして主婦業は3番目(旦那さま、ごめんなさい・・・)というスタンスを崩さないように注意しながら通っていたので、コルドンの授業や試験に全力投球!という訳にはいかず、悔いが残る部分もありますが、仕事をしながら何かをする場合はそれは仕方のないことですよね。。。

生徒の皆様には土曜クラスを日曜クラスに変更して頂いたり、ブログの更新が滞ったり・・・で、ご迷惑をお掛けした部分もあるかと思いますが、これからはブログも以前のようにマメに更新できると思います♪

これから毎週土曜、朝8時に家を出て代官山まで通わなくていいと思うと、嬉しいような、寂しいような・・・。

さて、今度は何の勉強をしましょうか?

懐石料理? イタリアン? それともエスニック・・・?

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ディプロマとメダル。

「コルドンブルーの料理ディプロマは世界的に認められたフランス料理界のプロへのパスポート」と言われていますが、果たして・・・・・・?
posted by いづみ at 12:43| Comment(0) | コルドン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月25日

コルドン日記〜卒業試験〜

今日はコルドンブルーの卒業試験の日。

いつにも増しての重い荷物を抱えて、マスク姿で代官山へ電車

コルドンブルーのフランス料理講座は、基礎、初級、中級、上級コースの4段階から構成されていて、それぞれのコースごとに実技の修了試験があります。

基礎〜中級の修了試験は、そのコースで習った料理の中から試験問題になる10品が1週間前に発表され、当日くじ引きで何を作るかを決めます。

実習室にも持ち込んでいいのは、当日渡される材料表のみ。

作り方を書いたレシピやメモやノートの類は一切持ち込めません。

材料表だけを頼りに、2時間半でくじで当たった料理を作り終えないといけなくて、
提出時間が1分がオーバーするごとに減点され、5分オーバーするとアウト!で追試になってしまいます。

時間オーバー以外にも「お肉のキュイソン(火入れ)が甘い」とか「ムースが固まっていない」とかの決定的な失敗も追試です。

追試になると、翌日にまた学校に来て「追試料金」を支払ってもう一度同じ料理を作らなくてはいけないそうです。

くじ引きで何が当たるかは分からないので、1週間で10品の復習をしないといけません。

試験前の1週間、昼と夜と一日2回バター&生クリームたっぷりの本格フレンチを作り続け、胃袋が悲鳴を上げたことも!ふらふら

最後の上級コースだけは、修了試験の方法が違っていて、クラスごとに課題の食材(鳩、鶉、子羊、ブレス産鶏、スズキ、イトヨリ・・・)が発表され、それを使ったオリジナルレシピを考えて、フランス語でルセット(レシピ)を起こして提出します。

その後シェフとの面談でいろいろとアドバイスを貰い、学校の授業中に一度トライアル(試作)をして、手直しした最終ルセットを提出してから、試験本番を迎えます。

私たちのクラスの課題食材は「イトヨリ」でした。

イトヨリ4尾を使ったお料理とそれに合うソース1種類、ガルニチュール(付け合わせ)2〜3種類のオリジナルレシピ(4人分)を考案し、試験当日は3時間の下準備&1時間45分の仕上げの計4時間45分で、それらのお料理を作り上げて盛りつけ、複数のシェフにより採点されます。

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試験の直前に不覚にも風邪をひいてしまったので、今日はフラフラしながら試験に臨みました。

体調が悪かったせいか、試験の最中に指がつって作業が出来なくなったり(指がつるのは生まれて初めての経験! 年下のアシスタントさんに泣きついたら、一緒に体操!?をしてくれました。コルドンのアシスタントさんは若いけれど、みんな優秀です♪)、こむら返りを起こしかけたり・・・・・・で、自分としては納得の行く仕上がりではなかったけれど、シェフの評価はまぁまぁだったみたいで、無事合格しました!

クラスメートのみんなも合格ぴかぴか(新しい)で、試験修了後はシェフやアシスタントさんと一緒に記念撮影をしたり、みんなのお料理を試食しあったり・・・★

最後が不完全燃焼で終わったので、あまり達成感&開放感はありませんが、2年間の学生生活が終わりました。

風邪をひいてしまったのも、自分の責任ですから仕方ありません。。。

後ろを振り向いて立ち止まっていても仕方ないので、前に進もうと思います♪

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特にフランス料理の勉強がしたかったわけではなく、なんとなく通い始めたコルドンブルー。

「乗りかかった船だから・・・」と、そこに2年間通い続けたことで、多くのことを学んだ気がします。

それはお料理の勉強というよりも人生勉強(!?)、私にとっては精神修行or人生修行の場だったような気さえします。

今までの人生、嫌なことや苦手のことはうまく避け、持って生まれた”運の強さ”と”要領の良さ”だけで全てを乗り切ってきた私は、自分の甘さや弱さを痛感すると同時に、「世の中の人は、みんななんて努力家で偉いんだろう!そして精神的に強いんだろう!」と何度も思ったものです。

「コルドンブルーに来る人はみんなたくましい!」とか

「コルドンブルーは経済力と精神力と体力の3つが揃わないと通い続けられない」と言う人がいますが、本当にその通りだと思いました。

京都から引っ越してきて間もないのに、毎週土曜日に2歳のお嬢さんを旦那さんに預けて千葉から通ってくるEちゃん、
出産半年でコルドンに通い始め、毎週お昼休みにトイレで搾乳をして、家では子供が寝た深夜2時くらいからキッチンに立って練習するYちゃん、
会社で残業して帰ってきて疲れ切っているはずなのに夜の10時くらいから練習を始めるバリキャリのRさん、
静岡のイタリアンレストランでチーフパティシエをしているY子ちゃんは毎日睡眠時間は3時間位、それなのに週1回のお休みの日に朝の4時起きで在来線の始発に乗って通ってきて、授業が終わると「明日の仕込みがあるから・・・」と飛んで帰っていました。

そんなクラスメート達の姿を見ていると、頭が下がるような思いでした。。。

みんなそれぞれの事情を抱えながらも、その中で時間とお金を生み出し、毎週土曜日に体に鞭を打つようにして(!?)通ってきていて、午後のデモンストレーションの授業では睡魔に打ち勝つための「眠気冷ましの強力ガム」が回ってきたり・・・(笑)

もちろん楽しいことや嬉しいことも沢山!

週に一度立場が逆転して”教えてもらう側”になることがとっても新鮮でしたし、クラスメートと情報交換をしながらのお料理の勉強がまるで高校の部活or文化祭の準備のようなノリで楽しくて、第2の青春!といった感じの日々でした♪(第1の青春は新聞社時代ぴかぴか(新しい)あれからもう20年も経ったなんて・・・)

遠い異国のフランスの食文化を知ることが出来、フランス語のメニューが分かるようになったり、
今まで触ったこともない食材(鳩、うずら、活きオマール海老、活きザリガニ・・・)と向き合ったり・・・、
「こんなことが出来るようになっても何の意味もないわ〜」と思いながらも、今まで出来なかったこと(家禽類の解体、マッシュルームの飾り切り・・・)が出来るようになるのはやはり嬉しいことでした。

人間って”楽しいだけ”では、充実感は味わえないですよね。

「楽しいけれど、大変!」「大変だけれど、楽しい!」

相反する2つのことが同時に存在してこそ、充実感や達成感って味わえるんだと思います。

きっとコルドンでの日々も何年かして振り返ったら、私の人生の中でキラキラと光る思い出ぴかぴか(新しい)になっていることでしょう。

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2年間学校のロッカーに預けておいた「my包丁セット」を持って帰ってきました。

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開くとこんな感じです(↓)。

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学校で使っていた調理道具も宅配便で送りましたので、来月のレッスンからお教室のゴムベラや泡立て器も倍増しているかもしれません(笑)
posted by いづみ at 23:27| Comment(0) | コルドン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする